選択する力は生きる力

自分で決める事が出来ない人が今は多い。

子供の頃から自分で考えて、自分で選択する、
という習慣がなかったからだとは思いますが。

自分で自分の人生を選択する事は出来ない、
自分で選択した事は間違っているに違いない、
という『前提』を持っている人は自分で選べません。

そういう人の口癖は
『自信がありません』

自分で決めた事が合っているかどうかに自信がないと言う。

そして自分の脳を、ちゃんと使ってない人も多い。
自分はどうしたいのか、何が良いのか、何を選びたいのか
そういうことを考えずに、ただ他人と比べたり、気にしたり、
自分を責めたり、落ち込んだりに、自分の脳を使っている。

それって、脳の使い方としていいのでしょうかね。

脳はそんなことを考えるために、存在しているとは
私は思えません。

自分の人生の舵取りを自分でするため、
何か新しいことを作り上げるため、
何かを探求し、自分で答えを出すため、
自分で自分の事を決めて、選択するために、
脳は存在しているはずです。

自分の子供に、自分で選択する力をつけさせる。
というのは、何かを覚えるよりも絶対に重要です。

間違っていることがいけない、とせずに、
間違う勇気も与えてやってください。

正解か不正解か、が物事の価値基準ではありません。
何をもって正解とするのは、立場が違えば変わってきます。

合っていたり、間違っていたりを経験しながら、
自分で考え、選ぶ力がついてくるのです。

自分では何も選択出来ない大人にしないためにも
子供の頃から、選ぶ力をつけさせて欲しいと
選べない大人を見るにつけ思うのです。

人の役に立つとか立たないとかも関係なく、
自分として役に立ちたいのか、そうじゃないのかを
考えさせてほしいです。
役に立つ、ということも判断基準にはなりません。

世の中で言われている、いわゆる『良いこと』でも、
それが何かの基準にはならないのですよ。

そういうことも含めて、自分はどうか。
ということを考えるのです。

脳っていうのは本当に優れた器官です。
使わなければ退化して行きます。

考える、ということを放棄しないでほしいなと思います。
考えて考えて自分で選択する力は、
そのまま生き抜く力になります。