ねばならないを、したいに変えてみたらどうだった?

15年前くらいに

「しなければならない、ねばならない」

「それがしたい、やりたい」

に語尾を変換してみてどう感じるか、

というワークを体験しました。

 

 

「しなければならい、ねばならない」

というのは心理的に義務に感じて

イヤイヤやるという負担になり不満やストレスがたまります。

実際に「やなければならい」と思っている物事が多い人は

イライラしがちで、自分は我慢してやってるんだ、

というフラストレーションに苛まれています。

 

なのでこのワークで実際にそれは

やらねばならないことなのか

したいことなのかを検証して改めて選ぶことで

この心理的負担を減らし、生きる意欲を取り戻すします。

 

 

例えば

「掃除をしなければならない」

「掃除をしたい」

に変換します。

 

このねばならないと感じるものは

基本的にやらなくていい、という前提で考えていきます。

 

掃除をしたい、に変換した時に考えたことは

掃除は別にしなくても死なないけど、

家の中が汚いのは嫌だな、

散らかっているところでは落ち着かないな、

そう考えると、自分が心地よく暮らすためには

掃除をしたいかも。

 

でも、毎日じゃなくて汚くなったらやればいいか。

もしくは家事代行を週に1回頼んで、自分はやらなくて良いようにするか。

 

という風に実際、それをやらなかった場合と

やった場合でメリットデメリットを並べてみる。

そしてそれは本当に自分がやらないといけないことか、

外注や他の人にやってもらうことはできないか、

を考え実行します。

 

私はこのワークをする前は、

家事をするのが本当に嫌で嫌で、

かなりストレスを感じていました。

 

それが、このワークをすることで

家事への心理的負担が減りました。

実際に掃除は外注するようにもなりましたし。

 

料理も好きじゃないですが、じゃあ毎日外食でいいか、

と聞かれればそれは嫌。

なので、できる範囲で料理をしよう、と思ってます。

でも、美味しいものを作らねばとか、ちゃんとしなければ、

という考えは捨てました。

栄養バランスがあり、ある程度食べられるものであればOKと

ハードルを自分で下げてます。

 

これで家事に対するストレスはかなり軽減されて、

今はほとんど感じません。

 

 

私は

「しなければならないものは一つもない」

と思っています。

 

「したい」に変換した時、どうしてもやりたくないものもあります。

それをやらなかった場合、何が困るか、そして代替え案はないのか

まで考えますが、結果あまり困らないことが多いので

結局はやらない、という選択をしています。

 

「しなければならいmust」は受け身で

「したいwant」は能動です。

 

「したい」と感じるものの方がやる気も力も出ます。

反対に「ねばならない」はやる気も出ないし、疲れます。

 

 

この15年、思考の中に

「やらなくちゃいけない」という気持ちが湧いてきたら、

自分自身に「それがやりたいのかやりたくないのか」

を問いかけています。

 

これをやることで私の自由度は格段に上がりました。

自分のニーズを掴むのもだいぶ上手くなったと思います。

 

いつも自分に

「あなたはどうしたいですか?」

という問いかけをすることで、私は自分自身で決められるんだ、

という肯定感の高さにも繋がってると思うんですよね。

 

このワークの重要なところは

やった場合のメリットデメリット

やらなかった場合のメリットデメリット

をきちんと考えることです。

そしてやらないと選択した場合も他に影響がでるなら

代替え案まで考えられると素晴らしいですね。

 

 

紙に書き出すといいでしょう。

メリットデメリットを表にすることで比べやすくもなります。

 

 

このワーク特に

「なんで私がこんなのしなくちゃいけないのよ!」

とイライラしている人におすすめ。

人生に「ねばならない」が多すぎると大抵絶望を感じます。

生きる意味を見失って、意欲も失われます。

 

そんな人生も勿体無いのでぜひワークやってみてください。