言っている事とやっている事が違う

言っている事とやっている事が違う、というのは日常的によくあって。
別に本人は嘘を言っているつもりはない。ただ、認識が違う、という事だったりする。

例えば、口では、この人好きじゃない、と言っているけど、態度がべったりだったり、話題がその人のことばっかりだったりと、現実的には、あんたあの人のこと好きでしょ、みたいなことです。

人はそんなに自分の言動に責任を持たないし、言動と行動が食い違っていることにも、あんまり気がつかないもんです。
昨日と言ってる事ちがうじゃん!ていうのも、まあ普通ですな。

コンサル業などやっていると、こういう場面にはやたらと遭遇しているので、質問内容や相談事も、そのまま鵜呑みにしたりしません。

例えば子供にイライラするんでどうにかしたいです、という人が、現実、内心ではイライラしているけど、それを外におくびにも出さない人なら、現状、何も問題がない、という事になります。

イライラしてたって良いってことです。
それが他に何も影響ないのであれば。

 

 

人は思っている事を言っているかといえば、そうじゃなかったり、言った事をやってるかといえば大体やってなかったり、自分の内側と外側がちぐはぐだったりするのです。

だから、私は現実を見る。

思っている事も言っている事も参考にしますが、現状把握を優先にします。

ビジネス相談も一緒です。
現状把握はビジネスの方が大事か。

どれだけ売れている人でも、正確に現状把握出来てる人って案外少ない。

現状把握が出来る様になると、やらなくていいことはやらないし、やった方が良い事、が明確になります。
現実的な物事の進め方になるので、スムーズに行く事も増えます。

なにしろ、言動と行動の不一致が減るので、人から信頼されやすくなりますしね。
言っている事とやっている事が著しく違えば、人から違和感を持たれて、信頼されにくくなります。

内側で何が起ころうとも、外側で何が起ころうとも、自分の現実に影響ないのであれば特段気にする必要もないし、現実、うまく行っている事があるなら、それを率先して促進させて行く。