人の話をちゃんと聞く@本当の傾聴とは

<コミュニケーションシリーズ基本編>

人間関係の相談は今も昔も変わりませんね。
起業でもなんでもコミュニケーションスキルが

高い人は人生の満足感が高いのは間違いありません。

私、人の感情がいまいちわかりませんが、コミュニケーションでそれであんまり困ったことにはなりません。
それは基本を抑えているから。

人の気持ちがわかる人でも基本が出来ていないとコミュニケーションはうまくありません。
気持ちがわかる、わからないは、全然関係ないということを覚えておきましょう。

コミュニケーションというのは必ず自分以外の他者がいます。
相手がいて初めてコミュニケーションが発生しますよね。

なので、目の前の相手のことを無視することはできません。人の話を聞く時に、きちんと相手が何を話しているかを言語通りに理解していますか?

人の話を聞きながら
・嫌われないようにするにはどうしよう
・次、何を話せばいいんだろう
・なんかつまんない話してるな
・意味がわからん
・自分にどうして欲しいと思ってるんだろう
・相手に好かれたいな
・適当に相槌打っておけばいいかな
・なんか怒られたり言われたらどうしよう
・私だったら○○なのに
・もっとこうすればいいのに
・ひどいと上の空で何も聞いてないなど

こういうことを考えたり妄想したりしながら聞いてないでしょうか?

これ全然相手の話をきちんと聞いてません。
むしろ意識のほとんどは自分に向いています。

この状態で相手の話をきちんと聞いてることになりますかね?

人の話を聞く時は、自分の意識は相手に向けて、自分の中に湧き上がる感情や思考は脇に置いておきます

だって、自分の今おきている感情は目の前にの相手にはなんら関係なく、自分だけのものだからです。
人は、自分の話をきちんと聞いてくれる人に自然と敬意を払いますし、尊重してくれます。

あなたが人から軽んじられているような気がするのなら、ここができていないことが多いです。
ちゃんと相手の話を聞いて、それでも理解できないわからないことがあるなら、聞き返したり質問をすればいいのです。

「今日は寒いね」と言われたら、そのまま寒いと思ってるんだなと理解をしてください。

寒いから何だろうとか、寒い日に会うのがダメなのかとか、寒い日に呼び出したら迷惑だっただろうか、とか自分の思考を挟んで聞いてませんか?

そんなの当たり前だと思っていても、いざ現実的にできているかは甚だ疑問です。

適当に相槌打ったり、適当に共感同意をしたりすると後から「あなたもこれについて賛同したよね?」と巻き込まれることもあります。

相手の反応は自分の反応が引き起こした結果です。
自分が相手の話をちゃんと聞いてなかったせいです。
聞いていれば、適切な返しも反応もできるはずです。

コミュニケーションの第一歩は相手の話を自分の感情や空想、思考を入れずにそのまま理解することです。

これは話す以外にも、SNSなどのネットでのコミュニケーションも同様です。

コンサルやカウンセリングなど相談される人や、お客さん相手の仕事をしている人ならなおさら必要なものです。

他人にはできるけど家族にはできない、という人も多いですけど、身近な人ほど自分のフィルターが邪魔しますので、より気をつけて話を聞いてください。

今日は寒いね、と言われたら、自分も本当に寒いと思っているなら同意すればいいし、そうでもないと思うなら否定するんじゃなくて、相手の寒いを受け入れてあげてください。