30代40代の女性は自分はまだ蝶になっていない蛹のまま
と思っているところがあります。
私も30代40代の頃は、まだまだ自分には伸び代があって、
これから変化成長して蝶のようになるんだ!
と思ってました。
こういう心理は男性にもあるんですかね?
俺も本気出せばすごいんだぜ、みたいな?
最近の起業系へのニーズの中にも、今の自分は(仮)の姿で
もっと頑張れば、すごい自分になれるし、憧れのあの人みたいになりたい!
と考える人が多いのが現実です。
人生を変える、自分らしく生きる、ワクワクを大事にする、などいろんな表現があるけど
共通した本音は「本当の私は今の私じゃ無い」「本当の私はもっとすごいはずだ」
という考えが根底にあります。
結構根強いニーズになりますので、コンサルやコーチ、カウンセリングの分野などは
広告やキャッチコピーにも、関連した文言を使われます。
女性マーケティングとしても、この心理は重要ですね。
今のあなたは仮の姿です
今の自分に自信がない、イケてる感じじゃない、綺麗でも可愛くもない、
という自信喪失している女性は多く、実際自分の魅力に気がついてません。
自分の魅力に気がついていなければ、その魅力を上手く表現できませんよね。
例えば外見的なことだけど、髪がすごい綺麗だったとしても、自分そう認識していなければ
髪を綺麗に見せる髪型はしないでしょうし、褒められても、それを受け入れられません。
そうなるとせっかく綺麗な髪をしているのに、人に何か言われると思って
逆に隠そうとするかもしれないのですよ、もったいないことに。
でも、女性はどこかで、きっと本当の私はもっとすごいはず!
と思ってるので、何かのきっかけさえあれば変身する可能性があります。
ここに女性への売りポイントがあって、
今のあなたは自分の魅力に気がついてないから、良さが目立たないし、
本当のあなたはもっと人から愛される人なのに、そうなってないのは間違っている。
というような謳い文句でサービス展開をすると、結構注目されます。
自信のない女性が大半の日本の文化事情
日本人は育ってくる環境で、あまり褒められて育つということを体験していません。
ジェンダーに対しても、女の子だから男の子だからと、ジェンダーを基準にルールを設定されます。
そこには個人の個性よりも、文化や世間が優先され、それにそぐわなければならない
という同調圧力もあり、その中で女性はいつも劣等感を感じて成長していきます。
そういう背景から、褒められたり、自分の良さを認めることに抵抗がある女性も多く
自分自身を発揮する機会もなく、いつも心にストレスを感じています。
そのためその抑圧された状況から抜け出したいというニーズが高いのです。
本当の自分を見つけて輝きましょう!
というサービスは実際に多くの女性から支持されています。
昨今だと強みや才能の発掘、あなただけの魅力を見つけるなどの
個別化されたコンテンツが人気です。
集団の一人だった人が、個人として認識されたいという欲求の高まりです。
今はSNSの発達もあり、これが可能になる時代です。
この動きは今後もますます大きくなっていくでしょう。
昭和的なジェンダー認識からの脱却でもありますね。
最近の女性マーケットの動向として参考になれば嬉しいです!