優越欲求と怒り

優越欲求とは

人よりも優れていたい、人から認めてもらいたい、という承認欲求の一つになります。
社会的な欲求になります。
権威や権力をもったり、上のポジションにつくなどすると、この優越欲求は強くなり、自分のいうことを聞く人間を欲するようになるし、実際にいうことを聞いてくれる相手も増えます。

この優越欲求が高まってくると、何もかもが自分の思い通りになるはずだと思い込み、実際に圧力をかけることが多くなります。

怒りと優越欲求

相手や現状が自分の思い通りにならない、という時に怒りは感じますが、その対象が結構限られていたります。

大抵人は、自分よりも立場が弱い、下に見ている人間にイライラしがちです。
逆に立場が上、お偉いさん、自分の方が弱い立場だと、イライラしてもあまり怒りをあらわにするってこと少ないですよね?

上下関係がすでに存在していると上の人は下に怒りを感じやすいです。
それは自分の思考の中に、下の人は上の人のいうことを聞くべきだ、上の人間は下に怒っても構わない(優越)という考えがあるからです。

それと、下の人間も上の人のいうことを聞かなくてはならない、という考えがあるので、怒られるとそれに従います。

上が怒る、下はそれに従う、という図式ができると、上の人は怒れば思い通りにことが運ぶんだ、という成功体験を経験することになり、何かあれば、怒るということを繰り返すようになります。

怒ればいうことを聞いてくれる、という体験は人に優越感を同時に感じさせるので、優越欲求が強い人は、その沼にはまりがちです。
それが行きすぎると、パワハラ案件に発展する可能性があります。

怒りと成功体験

この成功体験というのは結構厄介で怒るということを聞くのだからこれからもずっと怒り続ければいい、という風に脳が認識してしまうと、事あるごとに怒る、というルーティンになりがちです。

これはいつも怒っている親御さんによく見られます。
怒りでしつけをしてしまい、結果子供が異常に萎縮したり反対に反発心が育ったりすることがあります。

怒る人は怒った相手の感情や思考まで考えが至らないですよね。
でも、怒られた方がそれが理不尽であればあるほど、あとあとまでひきづることがあります。

怒るは一瞬。でもその影響は一生の場合もある。

普段から自分が怒ることへの周囲への影響を意識されると、イライラすることも減るんじゃないかと思うのです。
自分が怒っているのは相手が悪いのではなく、自分の存在を誇示したり優越性を見せつけるための怒りだと理解するのが大事ですね。

不当な怒りなら去るを選択する

怒られている方も、なぜそう怒っているのか、それは本当に正当な怒りなのかを判別してください。
相手の優位性を示すための怒りであれば、それを聞く必要性はありません。
その場合は速やかにその場から立ち去ってください。