あなたの怒りの地雷はどこですか?アンガーコントロール

怒り

怒りをコントロールするマネージメントするというのが注目されてます。
昔は職場で怒鳴ったり恫喝してもそんなに問題にならなかったのがこの時代になってから
パワハラと言われ問題視されるようになったからだと推測しています。

昭和の時代は、学校でも職場でも普通だったのですよ。
なんとなく軍隊の文化を引きずっている感じですかね。

上下関係に厳しく、下は上のいうことを必ず聞かねばならないという風潮が強かったのは事実です。

上の者は下に怒って良いという文化だったのですよかつての日本は。
今でもその文化を背負っている人は簡単に怒ったり怒鳴ったりします。

今は企業研修にも怒りのコントロールの研修が導入されています。
怒りが、職場の雰囲気を悪くしたり作業効率を下げたりパワハラなどで訴訟問題になったり、刑事事件に発展する場合もあるのでそれなりに注意が必要になった、ということなんです。

自由に怒る、ということが許されない時代になりました。
家庭でも行き過ぎればDV、パワハラに発展しますし、子育てなら、子供萎縮させる理由に十分なります。

誰にでもある地雷

さて、自分が怒ったりイライラするとき、自分はなんに対して怒ったりするか理解出来ているでしょうか?

怒りの対象も人それぞれ個性があって、イライラする対象、物事、現象は人によって違います。
違いますが、自分は大抵こういう時に怒りを感じる、というのがあるはずです。
特定のシチュエーションで怒りを感じます。

いわゆる「地雷」

私の「地雷」は私自身に対する決めつけとか横からやたらと口を出されると、猛烈に怒りを感じます。
これにはほぼ例外がなく、同じようなシチュエーションでなります。

この「地雷」は誰にでもあり、怒りをコントロールするのに、自分の「地雷」を認識することは必要なことで、これを知らないとコントロールは出来ません。

あなたの地雷はどこにありますか?

地雷が多い人少ない人といるでしょう。
多い人はいつも何かに怒っていたり少ない人は、周りから穏やかに見られたりするかもしれません。

地雷は相手に関係がない

ただこの「地雷」
地雷を踏んだ目の前の人には全然関係ないものです。
地雷はいわゆる自分自身のこだわりであったり過去に負った傷の再発だったりするものです。

自分の怒りの源は全部自分にあって、ただ目の前の人の行動や言動で誘発されただけなのです。

自分のこだわりは相手に関係がないし自分の心の傷は相手に関係がありません。
怒りは自分自身だけのものです。
私が感じて勝手に怒り憤っているのです。

もし相手が何かのミスをしたせいで自分は怒っているのだ、としても、相手のミスを怒る人もいれば怒らない人もいるので、やはりそれは自分自身だけの反応と言えるのです。

昔、ある人に
「なぜお前は怒らないんだ」と言われたことがあったけどそれも、私はそれで怒りを感じないからだ、としか言えませんでした。
あなたはそれで怒るんだろうけど、私は違う、ということ。

なぜ人は怒るのか、といえばいろんな理由がありいろんな説があります。
掘り下げればいくらでもそんな理由は出てきます。

でも、それをやっていると日がくれるので、まず自分はどこに地雷があるのかを知ることです。
知れば対処が出来ますし、コントロールすることも容易になります。

地雷への対処

私は決めつけられると怒りを感じと自分でわかっているので決めつけが強い人とは距離を置くようにしています。

その場で怒りを感じても、
「この怒りは相手に関係がない怒りだ」
と理解するようにしています。

そして「相手の決めつけもまた私には関係がない」
というようにも考えます。

自分に影響がある関係があると思うからこそ怒りを感じるので、そもそも相手が私をどう思おうと私には関係がない、とすれば、怒りもそう湧いてきません。

とはいえ、怒りは自然と湧いて出てくるもの。
感情は抑圧すると余計に高ぶったりするので、本当はその場で感じ切る、ということが有効になります。

でも職場でそんな時間がない場合も多いのでそんな時は深呼吸をしたり、トイレにいくなど他の動作をいれて、少し気をそらしてください。

そして家に帰ってから怒りを感じ切りましょう。

そのやり方はまた別途。

怒りの表現は傲慢さでもある

今の時代、怒りの表現をそのまま出せない時代です。
怒鳴ったり恫喝する、というのは、それが許されているはずだ、という傲慢さが潜んでいます。

自分はそのくらい許される、やって良いはずだ、と思えば、自制も我慢も効かなくなります。

親だから子供に怒鳴って良い
夫だから妻に怒鳴って良い
妻だから夫に怒鳴って良い
上司だから部下に怒鳴って良い
客だから店員に怒鳴って良い
自分は正しいのだから相手に怒って良い

なんてことはないんですよ。

昔いつも怒っている人に
「あなたはそれでどれだけの人の信頼を裏切っているかわかってますか?」
と聞いたことがあります。

自分が怒りをぶつけている相手に甘えてるんですよ私たちは。
これくらいやっても良いはずだ、という理不尽な理論をぶら下げて相手を槍玉にあげているのです。

正当な怒り

もちろん、相手が本当に間違っている何か被害を被った、ということで湧く正当な怒りもあります。
そういう場合こそ、感情的に怒るのではなく正当な訴えで正しく怒りを表現しましょう。

その方法はシチュエーションにもよるしケースバイケースになると思うので、その筋の専門家にご相談を。
間違ってもSNS等でぶちまけてはいけません。

通常、事件や事故など重大なものでない限り、怒りをそのまま相手にぶつけたり表現してもなんの解決にもならない上に、相手との関係性も悪化します。

それがわかってながらも異様に怒りをコントロール出来ない、というのであれば、ぜひ専門家にご相談を。

相手を良い関係を構築していきたいと願うならそれなりの態度対応をやっていきましょう!!