教える仕事をやるのなら感情コントロールは当たり前

一時期、コンサルやアドバイザー、講師をやる人が爆発的に増えましたが
今もその頃に比べれば減ったけれどまだまだ増える業種ではあります。

起業や副業を教える人もいなくなりませんしね。
今までコンサルやってなかった人が、
事業の次のステップとして講師やコンサルをやる、というのも見ます。

講師やコンサルというのは、クライアントさんから色んな感情を
ぶつけられる存在です。
教えたりアドバイスするなりして、相手の心理を動かしているのだから
当たり前っていえば当たり前なんです。

相談中に混乱したクライアントが嫌味を言ってくる
なんてことは普通にあります。
それは相手の人格や人間性とは関係なく、
今感情や心理面で混乱している、という状況を示すものです。

怒りや悲しみを表現する人もいるし、
攻撃という面で表現する人もいます。
訓練を受けているコンサルであれば、それは想定の範囲内ですので
それ相応の対応をして、事態を収束させることができます。

でも、そういった訓練を受けていない人は
クライアントの感情に引っ張られ、
自分も感情的になり、感情のぶつかり合いをしてしまうのです。

こうなるともうコンサル自体は大失敗です。
相談やアドバイス中に相手が混乱することも想定できていないのなら
相談業のスキルがまったく身についていません。

相手が泣こうが喚こうが、怒鳴りまくろうが
こちらは常に冷静でいることが必要です。
そういう仕事なので。

感情的になった相手の内側で何が起こっているのかを見極めないといけないんですよ。
そのためには、こちらの感情のコントロールが不可欠です。

クライアントさんの感情に引っ張られて
自分の感情も揺れてしまうのなら、
まずは感情コントロールをしてから仕事をしましょう。

でないとその場が感情的な場になって危険が生じます。
それがビジネスコンサルだろうが、子育てコーチングだろうが同じです。
その場を収める、諌めるスキルがないとリスクが大きすぎるなと思うのです。
それは無料だろうが有料だろうがリスクは一緒。

なのでよく揉めてるのを耳にします。
コンサル以外でもサービス提供者が感情的になれば
全部台無しです。

どんな仕事もそうじゃないですか?
普通仕事場に感情は持ち込まないですよね?

クライアントのやり取りで感情的になり
収集がつくなくなるのはサービス提供者の責任ではないかなと思うのです。