罪悪感に世界は支配され、そして力を奪われる

ほとんどの人が、自分自身や周りや世界に対して、
間違った思い込みをしている。
それを、前提が間違えてますって言ってるんだけど。

元々人は、生きているだけで価値があり、
自分の価値を外側に求めなくてもいいし、
誰かからの評価で、自分の価値が決まるわけでもない。

でも、みんな自分には価値がないと思い込んでいるし、
なんでもない自分は愛される価値がないと思っている。

自分の周りに対しても、過去傷ついた経験があれば、
それと同じような経験は避けていこうとするし、
何の価値もない自分を愛してくれる人などいない、
という前提で生きていたりする。

自分を取り巻く世界は自分に大きな影響力を持ち、
外側からの圧力によって人生は左右されてしまうので、
自分には人生の舵を取る力はない、とも思い込んでいる。

どれもこれもが間違えている。
間違えている前提は、自分からすべての力を奪っていく。

自分という人間は、生きているだけで価値がある、
と心底確信できれば、人は強くやさしくなる。

必要以上に小さく見せる必要もないし、
必要以上に大きく見せる必要もなくなる。

声高に、私コレが出来るの!だから愛して!
と叫ばなくてもいい。

自分自身を価値ある存在としてなぜ扱わないのか。

それは自分という人間に対する罪悪感があるから。
罪悪感が自分を支配し、そういう世界を構築する。

ただ生きていてはだめだ。
誰かの役に立ち、何かが出来る人間でいなくてはならない。
罪悪感はそう自分にささやく。
そうして私たちは間違った前提を持って、日々自分を罰する。

世界に蔓延する罪悪感という間違った前提を、
いつの日か、覆せる日が来るんだろうか。

まずは自分から、そして身近な人へ。
罪悪感を小さくしなければ、本当の幸せなんぞ感じられるはずもない。