タイミングが早すぎても遅すぎても

物事にはいつもタイミングというのがあって。
それは早すぎても遅すぎてもダメ。

それは人の気持ちに対しても同じ。
人数が多くなればなるほど、
そのタイミングは微細になってくる。

例えば、何かのグループの中で
何かの話題で盛り上がったとする。

人の気持ちはそれで簡単に高揚するけれど、
その話題に進展がないと、その気持ちはとたんに下がる。

盛り上げれば盛り上がるほど、早く落胆する。
期待値が高ければ高いほど、深く落胆する。
その落胆が続けば、人はもうそれを信用する事も信頼する事も完全に放棄する。

次々と盛り上がる話題を投入出来れば問題は起こらないし、そこに実際の動きや実績が生まれると
人の気持ちは離れにくい。

人はそこに、信頼する価値を見いだす。
たぶん、その期間は3日くらい。
人の高揚感は持って3日だから。

友人関係でも、じゃー今度ランチに行こう!!
って盛り上がって、今度連絡するね!と言って別れる。

で、その相手から3日も連絡がなければ
なんだーあんなに盛り上がったのに、
社交辞令かな?ってなる。
そして信頼がなくなる。

5日目に連絡が来たとしても、前ほど楽しみじゃないし、別に行かなくてもいいかなーってなる。

これがもう1ヶ月も音沙汰がなければ、
嫌われることを覚悟した方が良い。

わーい!って盛り上がった次の一手は必ず3日以内に打たなければならない。
それが出来ないのであれば、盛り上げるタイミングは今ではない、ということ。

盛り上がっている、というのはそこにエネルギーが集中しているけれど、それを維持するのは難しい。
ちょっとした事で、人の気持ちは離れ、急速に下降し、エネルギーは分散する。
盛り上げるだけ盛り上げといてそのあと、3日もなんの音沙汰もなければ、あの人、口だけだよねってなる。

エネルギーがすぐに分散するものは現実化はしない。
気持ちが離れてしまったら、もう現実化は難しい。

現実化したいのであれば、その都度行動し実行し、その姿を見せなければならない。
(具体的に言えば1日か2日おきくらいに)

盛り上げるなら継続的に段階的にどこにピークを持ってくるかをちゃんと計算した上で少しずつ盛り上げること。

アスリート達はみなそうしている。
一番力を発揮しなければいけない
タイミングを計算し、事前準備をしている。

タイミングというのは、早すぎても遅すぎても、やっぱりうまくいかない。
ここだ!というのがベストタイミングだから。
だからこそ、良く見て観察して、先まで見通す力がないと出来ないのだ。