ふと思う。
一人で生きると決めたのはいつだったのか、そしてそれはなぜだったのか。
人間は、未完成のまま生まれてくるので、他の動物のように生まれてすぐに立てない。
ということを人は選んで生まれてきている。
ということは、小さい頃は誰かに頼って生きて行くことが普通だった。
親に周りの人たちに助けられながら大きくなっていく。
それがたとえ、ひどい親の元に生れたとしても、
こうして成長してきた、ということは、誰かに助けてもらったから。
それをどこかで、自分は一人で生きて行かなきゃいけないと、
思いこんだとすれば、それはただの傲慢 だと私は思う。
誰か、ここまで一人きりで生きて来たのだろうか。
この地球上に、ただ一人だけだとすれば、生きて行かれるだろうか。
本当に本当に一人で生きようなんて思っているのだろうか?
人が一人で生きて行けるなんて、そんなバカなことはない。
誰の助けもいらない、誰の助けにもならない、という人生を選ぶとすれば、 <
それは全てをあきらめ、死んでいるのと同じこと。
幸せになるのもそう。
人は幸せになるために生れてきているのに、
幸せにならない、というのは天に唾を吐いているようなものだと思う。
自分なんか幸せになれっこない、なんて思う人がいるのなら、
それはどれだけ人をバカにしているかを認識した方が良い。
誰の為に、幸せにならない、と言っているのだろうか?
幸せのハードルを上げているのは自分自身に過ぎない。
自分自身が一体何をしているのか、自分自身にどういう態度でいるのかを、
一人で生きることを決め、幸せにならないことを決め、
じゃぁ、どういう人生を歩んでいこうとしているのか。
自分の人生を斜め45度から見るのは、そんなに楽しいですか?
人からの愛情を、疑いの気持で受け取るのは、そんなに気持が良いことですか?
どうしてそんなに真剣に生きることから逃げるんでしょうか?
あなたはどうして、そんなに人から愛されないと思いこんでいるのだろう?
どうして、そんなに自分に価値がないと思いこむんだろう?
それが楽しいですか?気持が良いですか?
私には、全くそうは思えない。
愛される価値のない、人間などこの世に存在するはずがないのだから。
選ぶのは全部、自分なんだよ。